青春時代!!「私の人生の根本は少林寺拳法で鍛えた話」

防災王ほっくん

テーマは青春!!
ということで、たまには学生時代のことでも語ってみます。
私の小学校・中学校・高校の同級生の方々から見ると、現在の自分のあまりのキャラ変にギャップを感じていると思われるかとおもいますので。
私のことを幼少期から振り返ると小中高と身体も人一倍小さく、運動も勉強も全く苦手でした。

ただでさえ身長が低く生まれた上、誕生日が3月28日と年度末ギリギリのため、同級生よりもどうしても成長が遅いのです。

そのため、特に小学生時代は常にコンプレックスに悩まされ、いつもオドオドしていた気がします。

アメトークで言えばまさに「小中高校時代イケてなかった芸人」のごとき状態でした。

特に高校はそのコンプレックスの塊から、自分から人の輪に入ることができず、友達もまともに作ることができなかったです。

その後、なんとか大学に入り、このままでは「本当に人生がダメになる」と痛感した私は武道で心身を鍛えようと思い、少林寺拳法部に入部しました。

正直、はじめは道場に近づくだけでも恐かったものです。

しかし、なんとか武道場に入り、体験で少林寺を習いました。

とても楽しかったです。

そして入部してしまえば先輩達はとても優しく、すぐに部活のみんなと打ち解けることができました。

そしてそこから心身を鍛える武道の魅力にハマって行きました。

武道にのめり込む毎日。
こんな自分でも鍛えれば鍛えるだけ、体は答えてくれるんだ!強くなれるんだ!ということに本当に感動しました。

子どもの頃は「どうせ自分みたいなチビが鍛えても無理だろう」と自分で自分の可能性に蓋をしていたことに気がつきました。

逆にそのときに頑張らなかった。

もっと早くから体を鍛えたり、何事も一生懸命に取り組んでいれば早くから人生を好転できたのに!という反発心がモチベーションになりました。

ちなみに今、仕事や物事に取り組む時のモチベーションは今でもその時の後悔によるバネがエネルギーになっています。

人生って長い目で見ると本当に無駄なことはないんですね、
話はそれましたが、私は少林寺拳法の練習は一切休まず、大学の授業の空きコマや休みの日なども積極的に武道場の鍵を借りて自主練習をしました。
そして1年生の冬に師匠と組手をした際に腕を二つにへし折れるという骨折の中でも特に重症な大怪我(全治一年)しました。

手術のために年度末大晦日と元旦を病院で過ごし、そこで医者に言われたことは「これは選手生命に関わる怪我だからもうやめた方がいいよ」と言われました。

ショックでした。

「せっかく自分が変われるきっかけを持てたのに。せっかく本気で打ち込めるものを見つけたのに。せっかく友達・仲間もできたのに」

たとえ全治1年かかろうが、俺はここから逃げてはいけない!

はじめはショックで泣きましたが、肚をくくって少林寺拳法を続けることを決意しました。

病院を退院後は、ギブスを付けながら練習に参加しました。

決して1日も休むことはなく、片手で技の練習をしたり、足技を中心に稽古を続けました。

足技中心で戦えるように「カポエラ」や「テコンドー」の道場でも練習をしに行ったのです。

そのおかげで、足技はめちゃくちゃ上手くなりました。

こんな私がなんと40人以上の部員の主将に!努力が認められた大学3年生!

そんな熱意が認めれたのか、自分の先輩たちが後押ししてくれ、大学三年生には部の主将を任せてもらえるようになりました。

はっきり言って怪我で少林寺としての満足な練習はできず、また体が組手などの実力は正直大したことありませんでした。

それでも私を主将にしてくれたのです。
大学での練習は週に3日あります。

週に2回の師匠のいる別道場への出稽古をしに行っておりました。

これだけで週に5日の練習。

さらに主将という立場から部の運営もしていかねばならないので、今考えても大変なスケジュールで頑張っていました。
さらに主将時代は、女性にフラれ山籠りをして野犬に囲まれたり、実践空手部との決闘やら、東国大という大きな大会の運営やら、中部大会で最優秀賞を取ったり、合宿など本当に色々ありましたが、同期や先輩後輩と馬鹿騒ぎしたことが本当に楽しかったです。
度重なる怪我も経験し、身体が折れたなら心が支え、心が折れたなら、仲間に支えられてきました。

そうしてなんとか学生時代、少林寺拳法をやり通すことができました。

そして大学卒業後、まず消防という仕事を選んだことは、間違いなく少林寺拳法をやってきた影響があります。

自分は人の役には立てないのではないか?

自分のコンプレックスを武道が心と体を鍛えることで解消してくれたからです。

そのため、

今でも少林寺拳法部の同期や先輩後輩とは年に1回以上会う機会を設けています。

たまにしか会えなくても会えば一瞬で学生時代に戻れるのも苦楽を共にした仲間だからなのだと思っております。

世の中に楽しいだけの遊びはたくさんありますが、本当に自分に必要なことや好きなことはどんなに辛いときがあっても逃げ出さず貫き通すことができる。

自分にとって少林寺拳法はそんな存在でした。

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