以外と多いのですが、消防署に救急車ってあるの!?という方が以外にたくさんいます。
私も消防署の試験を受けるまではそうでした。
消防署には消防車はもちろん救急車もあり、救急救命士を中心とした救急隊員が勤務についております。
救急隊員ですが、消防職員が消防学校で「救急科」の講習を約2ヶ月ほど学ぶことで救急隊の資格をえて、救急車に乗るようになります。
現在は火災などの現場よりも救急の現場が多いため、救急の係以外の隊員も交替で救急隊になって救急車に乗ることが多くなりました。
そこで今回は救急医療の現場についてお話しします。
急な病気や怪我をした時に受ける医療のことを「救急医療」と呼びます。
日本では救急医療が必要な場合は「119番」通報をします。
場所や時間帯にもよりますが、だいたい全国平均7分ほどで救急車が到着し、傷病者を観察し、その状態によって適切な医療機関へ搬送してくれます。
救急医療では、即座に傷病者の状態を判断して、適切な処置をしなければなりません。
処置をしなければ、生命の危機や体の機能を失ってしまう場合もあります。
特に休日や夜間のように医療機関が空いてない場合もあります。
当然高度な救急医療の知識や技術が必要になりますが、多くの救急現場では約8割ぐらいの傷病者が軽症で投薬や注射などの処置で帰れる場合がほとんどです。
そこで機能的に救急医療を実施するため、現在では傷病者の重症度によって、それぞれによって適切な対応をするようになりました。
1次患者:風邪や頭痛、軽い怪我などで大掛かりの治療を必要としない人は、休日当番医や休日診療などで治療を受けます。
二次患者:入院が必要なケースで、専門の救急病院へ運ばれます。
三次患者:とても重症な救急患者で、命を救うために本格的な医療を必要とするケースです。
この3つのケースを救急隊はよく見極めて処置し、適切な医療機関へ搬送しているのです。